NOTE:
この日から一人観劇。寂しい…w。
いえ。まぁ。デフォルトが一人観劇の人なんで、別に苦では無いっちゃ無いんですが、御一緒観劇してしまうとね…。なかなか…。
ここまで初日から全然1:1を獲得して来なかった私でしたが、この日ようやく1:1獲得しました。バンクォー1:1です。なんでバンクォーを追ったんだか良く覚えて無いんですがw、この日は確か第一グループでチェックイン出来たので舞踏会始まりだったと思います。
え!まじか😳! 今、ちょっとびっくりしたw。この日のバンクォー、17日のフルトンの時に1:1受けた人 ( Spencher William Grossman さん ) だわw!なんだ。君、私のこと好きかw?いやー。マルコムも同じ人2連ちゃんで1:1受けたんですけど、こういうことって多いんですかねw?まぁ。役者さんの好みで選ぶわけで、同じ感じの人が続いちゃうことはあるのかもな…w。
えっと。話が飛びました。
多分。私、バードソロ目的でバルルームに残ったような覚えがあります。コロナ後のタイムテーブルだと地下のバルルーム、3魔女のダンス👉舞踏会👉Bald&Macduffのダンス この次がバードソロだったような…。それでその後、バンクォーを追ったような覚え。
バードソロ…。いろんな考察あがってますが謎ですよねぇ。
あそこで飛ぶ鳥たちはおそらく、館内で良く見る黒い鳥だとは思うんですけど…。
良く言われるのは第一の予言を得たバンクォー。彼にも野心があってその野心との戦いだったんじゃないかって言う考察。自分が王にならずに、子供が王になると言う苦悩…… そうねぇ。ただ1:1を受けた感じだと、ダンカンへの忠誠は無くして無かったんじゃないかなと思ってるんですよ。そして、親友であったマクベスを疑ってもいなかったと…思いたい。私は。
あるとしたら…。迫りくる死を予感しての苦悩……かな。私の考察は。
いろんな場面で「鳥」が出て来ますよね。Sleep No Moreは。マクベスが絞首刑になった後とマクダフ夫人の過去パートのラストに流れる曲「ナイチンゲール」。和名では夜鳴鶯、またの名は「墓場鳥」です。夜鳴く鳥として知られ、朝を告げる鳥ではあるんですが鳴き声を聞くと死ぬとも言われます。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」では一夜を共にした彼らが朝起きる時にナイチンゲールの歌声を聴き、その後生きて出会うことはありませんでした。鳥の声を聴いてしまったバンクォーは死を予感していたんじゃないか…?そんな考察をしています。
今回、何回か大好きなバンクォーのバードソロ観ました。特に「彼のバードソロ良いなぁ…!」と思う役者さんとは出会わなかったんだよな。Noahさん、長身で顔もイケメンだからバードソロ似合うんじゃないかな?…と観る前は思ってたんですが、長身で手も脚も長いんで逆に似合わない…と言う印象。手脚が長すぎて、なんと言うか…。鶴っぽい。バードソロは羽ばたき感欲しいんですよね。重力の無さ…みたいなのが欲しいんです。誰か…誰か…誰か…。
この日のバンクォーのSpencherさんはそういう意味ではバードソロ、まだ良い感じだったかな。インスタ観てるとパワー系であり、でもバレエもちゃんとやってるっぽい感じなので体のコントロール効いてて素敵なダンスではありました。
バンクォーの1:1に挑戦するのは2回目…かな?多分。1回目は逃がしちゃったんですが、なんとなく選ばれポイント…みたいなのが解ったんですよね。……なので今回はその場所に立ってみました。そしたらやっぱり選ばれた!ただこのポイントですが、絶対じゃないってことも解ってるので……もしもチャレンジされる方は自分責任でw。
演出的にはばっちりな場所だと思ってるんですよ。
フルトンとバンクォーは「私は」ですが、魔女の影響を受けてない二人だと思ってるんですね。この二人はアノニマスが見えていない「はず」なんです。魔女だったり、頭おかしくなってくるとどうやらアノニマスが見えて来るらしくて。仮面被っていてもアイコンタクトとられたり、「囁き」と言ってOP1:1をやってくるキャラも居ます。我々アノニマスが見えてないはずのキャラが急に1:1になるとアノニマスが見えるって、細かく細かく世界を作っているパンチドランクの作品的にどうなの?って思ってた所、フルトンの1:1の時、私、手元の灯りを向けられて光をあてられて…からの……1:1と言う経験をしたんですよ。バンクォーの1:1もいつもは暗い部屋前の空間に急に灯りがともるんですよね。で。私が言っている「ポイント」…と言うのは、その灯りの先なんです。頭おかしくなってないキャラがアノニマスを見るには光が必要なのでは?との考察です。(バンクォーも死んだ後、亡霊になるとアノニマス見えだすみたいで、スピークイージーで亡霊となって復活してまわりを見てびっくりする演技をする役者さんもいらっしゃるので。)
今回も最初は逆光が眩しくてバンクォーの姿は見えませんでした。
灯りの中から手を伸ばされた感じ。神々しかった。
<ここから1:1のネタバレします。背景を白くしますので、ネタバレが嫌な方は飛ばしてください。読みたい方は文字を選択してください。>
部屋に入るといきなりバンクォーに優しく呼び止められます。
「フリーアンス……」と。
フリーアンス…それはシェークスピア原作の「マクベス」の中に出て来るバンクォーの息子です。フリーアンスは原作中、ほんの少ししか出て来ません。第一の予言後とバンクォーが殺されるシーンの2場だけです。1:1は第一の予言後のシーンの再現のように思いました。
バンクォーはベッドの下から大きな剣を取り出し、私に握らせ開いた手に香油で小さく十字を切ります。祈りを捧げる様は王への忠誠宣誓式を思い出させます。
そして引き出しを開けると灰にまみれた♦のKingを見せられ、右か左かどちらかを選ぶように言われます。(私は右を選びましたが結果はどちらも同じだったかな…とも)
そのカードを握らせ、ハグされて
「私を忘れないで……」
そう言うと部屋を出るよう促されます。
<ここまでがバンクォーの1:1のネタバレです。>
意味深w。これまでの Sleep No More の概念からすると♦のKingは人間の王を意味すると思われます。その半分が焼け焦げてるんですよね……。ちなみに原作でのフリーアンスの立場は、マルコム擁するハイフ軍がバーナムの森を越えて進軍しマクダフがマクベスを殺し、マルコムが王位を継いだ後の王様…と言うことになっています。
そこまで描く作品はあまり無いのですが無くはない。
2015年に作られた映画マクベスはマクダフがマクベスを倒した後も描かれており、フリーアンスがマルコムを倒そうとする所で終わります。魔女の第2の予言はフリーアンスが王になることを予言しているので(バンクォーにはフリーアンスしか息子は居ない)、おそらくフリーアンスはマルコムを倒すんだろうな…と。そして。この1:1を受けるとバンクォーはそれを望んでいたのではないかな…と推察します。♦のKingが焼け焦げているので。
バンクォーはマクベスに殺されはしますが、もともと親友なんですよね……。Sleep No More の中にはこの二人が仲良く話すシーンも描かれています。キャストの解釈によってはバンクォーがマクベスを愛していたんではないか?と思わせる演技する人も居るらしいので、バンクォーはマルコムが王位を継ぐよりは自分の息子が彼を倒して王位を継いで欲しいと望むのは不思議では無いかも。
まぁね。あの頭おかしい息子が王位を継ぐよりは国民にとっては良いかもしれん…w。
さて。
1月の観劇はあと2回しか残って無いのですが、私、この辺りから急激に剥製師へ傾倒して行きます。最初のうちは前半のアドリブシーンを観たくて、そのシーンさえ観れれば良いや…的な感じだったのですが、2月は後半全部を観たくて毎日のように最後のループを剥製師に費やすようになります😅。
この回の剥製師は Evik Abbott-Main さん。
彼の名前、コロナ前から見てたよなぁ…と、Linked in で調べてみると2012年から参加してるみたいで ( Sleep No More は2011年からオープンしてる ) そればかりじゃなく、「Then She Fell」をやった Third Rail Projects にも参加してたみたいで…。ひょー。
剥製師は1LOOP目はエレベーターボーイをしてるので、パフォーマンスは1時間30分位経ってから…。どこから参加しているのか、全く解って無いんだけどこの日の剥製師こと vik はぞろぞろアノニマスを連れていて、ラストの方は剥製師の店に入れない位の人数を引き連れていました。
剥製師は店舗に出ている間は白衣を着ているんですが、途中、その袖がほつれた…と言って( 自分で引き裂くんですけどねw ) フルトンに直すよう頼みに行きます。その前に黒い鳥が無くてフルトンが盗んだのかと思い、店を荒らした上に「お前が盗んだろっ!」って大喧嘩したくせに…w。
フルトンもフルトンなんだよな…。なんでそんな酷い人のお手伝いするかな。(苦笑)
剥製師はフルトンが袖のほころびを繕ってる間、店に帰って来て「何か」するんですが、この「何か」はそれぞれの役者にまかされているらしく、それがそれぞれ違っていて面白いんですよね。
この日のソワレの剥製師は Brandon Colemane さんだったんですが、彼はショーケースに入っている動物の頭蓋骨を使って微妙なバランスを整えながら、ロックバランシング……みたいな…かなり大きなオブジェを作っていました。
ラスト、一番上の骨を乗せ終わると、周りで観てたアノニマス、そろってみんな大拍手w。
それに対して、vik の剥製師のみょうちきりんなこと…w。
奥からテディベアを持って来て、可愛がってたなー…と思っていたら、背中あたりをまさぐりだします。
「背骨が…ない……(あたりまえだw)」
確かめようと腹を割き、中の綿を抜き取ると中に骨が無いことに衝撃を受けた剥製師、「う…そ…だ…ろ……」とばかりに、中の綿を抜き取り、ショーケースに入っている、ありとあらゆる骨を詰め込み、最後に大きな頭蓋骨をテディベアの頭に乗せて新たな生物を爆誕。「満足……。」とほくほくの笑顔。
剥製師は鹿を敬愛している仕草を見せること多いんですが、vikは店に入るなり、ティッシュで鼻をかんでその紙を大きな鹿の鼻につっこんで鼻をなでなでする始末w。始終ずっと妙なmoodのvikの剥製師。OP1:1も多くて、よく絡んでくれるのでアノニマスにも大人気。
最初っからカウンターをぐるり囲む位のアノニマスだったんですが、中盤には( もともとこの頃、4階は大混雑してたんですが )店から人が溢れる位の観客になっていき、行ったり来たりするたびに後ろの方から観ることになって…肝心の剥製師が観えない……😭。
残念だけどこの辺りで戦線離脱。
1月はこの繰り返しでした。アドリブ観れればいーやー…くらいの感じでフォローしてた。今思うとこの頃からもっとちゃんとフォローすれば良かったと大後悔しています。剥製師は1LOOP目がエレベーターボーイなので彼のストーリーは観れるチャンスが少ないんですよね。その上、ストーリーをちゃんとやるかどうかは役者に任されてるらしく、全貌を掴むまでにかなり時間がかかりました。……ってか。全貌を掴んでるつもりなんですが、もしかしたら掴んでないのかもしれん。特に前半?例の 石川さんが教えてくれたサイト 読んでみると、店に出て来る前にも結構、動いてるっぽいので…。み…観たかったぜ……。
この後、時間帯的に6Fナース探しの旅に出たんだっけなぁ?
マチネはNoah さんか…。
この頃、Noahさん、何回か6Fナースで観た覚えあるな…。その他にも何人か6Fナースは目撃してるんですけど、1月~2月の観劇では1回も選ばれませんでした。
過去の観劇でスピークイージー以外は全部1:1選ばれてるんですけど、おそらく、6Fナースが体験的に一番豪華かなーと思っています。Mckittrick Hotelの謎のひとつにかなり迫れますしね…。あれは受けるかいがある。
ただ。6Fナースは1:1をやるためのみのキャラなので本当に出会えない。いろいろ言われてますが…。出没タイミングはランダムな気がしてるんだよなぁ。
相互フォローの人が言っていた、エレベーターで5階に降ろされるとすぐに出会えて…って言うのが一番確実だと思っているんですが、他の方は1時間30分過ぎた頃…とかおっしゃる方もいらしたしな…。こればかりは解りません。ちなみに。6Fナースの1:1は昔受けてて…
……ってか、すげーなこの日……。1日で3回も1:1受けてるよw。
こういう思いをしちゃうと、この1月~2月のチェックインはなんとなーく物足りなく感じちゃうんですよね。解ってます。Sleep No More の魅力は1:1だけじゃないってことは。考察をめぐらすのも良し、ダンスを観てまわるも良し、美術を堪能するのも良し……いろいろ楽しみ方はあるって思っているのですが、1:1は受けてしまうと中毒性があるのでどんどん固執して、それを受けようと彷徨う旅になってしまう…。それは良くない。解ってるんですが…。
この日はウォークアウトも受けれました。マクダフ夫人の。
多分、彼女、私以外の人を選ぼうとしてた。私の前の人。
ところがその人、気が付かなかったんだよなw。しばらく手をかけてたんだけどあきらめて、私を選んだ感じ😅。なんか…ごめん……。
この日はマクダフ夫人は全く眼中になくて、1回もフォローしなかったし、見かけもしなかったんだよね。最初の舞踏会以外は…。次に何か機会があったら絶対、フォローするからね…。そう心に誓ったのでした。(これがある伏線になりますが、それは後の話……。)