NOTE:
石川さんとの一緒鑑賞、最終日。
なんと言っても、私的なクライマックスはフルトンの公開処刑(ウォークアウト)事件なんですけどw、いえ。それはほんとハプニング的なお話なのでメインにはなりませんね…w。ラストにとっておくことにします。
このウォークアウトの件が象徴的なんですけど、この頃、ホテル内の治安はカオスでした。
混んで来ると観やすい位置を確保するのが難しくなるだけではなく、最前列で観ていると肘でブロックされたりすることはしょっちゅう。走ると肩掴まれて押しのけられたりもしました。特にポーターの1:1近辺は酷かった。前、かごめかごめ状態になってたって書きましたが、ポーターを囲んでアノニマスが二重三重に囲む感じになってしまっていて「選ぶ」側の役者もほんと大変だったと思います。最初のうちは目が合った人が選ばれる…と言うものだったんですが、そのうち顔も上げずに手だけ伸ばし、最初に手を取った人が選ばれる…と言うものに変わり…よーいドンで1:1部屋に1番で着いた人が選ばれると言うのに変わり……。
この日は石川さんSNM最終日であり、NY最終日と言うこともあり一緒にチェックイン。
どの位の時間帯でチェックインしたかは良く覚えて無いんですが、結構遅かったと思います。…ま。それでも1LOOP目ではあったんですよ。前だったら1LOOP目のポーターなんてガラガラだったのにねぇ…。この日は大量のアノニマスを引き連れてて、もう、前の方には行けず後ろの方で観ていました。そして…。この1:1ダッシュに遭遇したんです。
1:1部屋は私の観ていた場所の後ろにあったので、幸い、ダッシュのほぼ最前列になりました。そしたら…なんと。私、足ひっかけられた😭。なんなんだろうね。(苦笑) 転んでしまった私は当然一番では部屋に行けず。
……なーんてことも起こりました。さすがに笑えないよね。これは。
ま。それでもめげずにその後もポーター追い回したんですけどね……w。
2LOOP目だったかなぁ。まぁ。とにかくアノニマスが多いので、1:1部屋のお絵描きシーン、人が部屋に入りきらない。なのにも関わらず、ポーター、椅子で部屋の奥に行くことをブロックしたんですよ。いや。ほんとにブロックすることが目的だったかどうかは解りません。ただ、彼が1:1の時に使う、アノニマス用の椅子を引いた(机に押し込まなかった)ので、もう私は中へ入れなくなりました。まぁ。そこで私、立って観てても良いんですが、私が立ってたら後ろの人、観えないかな…と思い、その椅子に私、座ったんですね。
めちゃめちゃ特等席でポーターがお絵描きするのを観ることが出来ましたw。
この絵。まぁ。謎ではあるんですが。
The Womenでもなく、The GodでもないただのThe Boy(少年)が指輪(薬指の線なので多分指輪)と共に、森の中を彷徨い歩いた…と言う絵で、これはヘカテの1:1「Find My Ring」と言うお話と対になっていると言われています。
それだけではなくて、「おつかい」って呼んでるんですが、ポーターとヘカテの手紙のやりとりと言うのもあります。
ポーターがヘカテへの手紙を書いて船の折り紙を折り、それをアノニマスに託す。
ヘカテへその手紙を持って行くとまたヘカテがまた手紙を書く。
ポーターにその手紙を持ってゆくとまた返信を書く。
ヘカテにその手紙を持って行くと指輪がもらえる。
この前、私の相互フォローの方がこれ挑戦して成功してましたが、やはり時間がシビアなので待たないでさっさとやらないとダメっぽいようなことを言ってました。ここで貰える指輪だけでなく、ヘカテの食事シーンでも指輪は出て来ます。
そして。後日、私、貰えるんですが、ポーターの1:1も受けると指輪が貰えるんですよね。ホテル内、指輪がインフレ起こしててw……。まぁ。ヘカテが指輪を探してるので、ヘカテが持ってる指輪は違うと思うんですが。ネットで「ポーターから貰った指輪をヘカテに持っていったら何か起こるかね?」って言っている人いましたが…。どうなんでしょうか?
ちなみに。おつかいでヘカテから貰ったと思われる指輪をポーターに持って来たアノニマスを観たことがありますw。ちょうどポーターがボーイウィッチの歌を聴いている最中だったのですが、そこに第一の予言で使った♦のKingのトランプが落ちていて、ポーターはそのトランプで小さな小さな小さな船を折って指輪に乗せてましたwww。(かわいい)
凄く脱線しちゃった。
えーと。どこまで書いたんだっけ。
そうそう。お絵描きの最中、私、ポーターの横に座っていたんですよ。前にも言いましたが、この絵、描いたらくしゃくしゃに丸めて、後ろのゴミ箱に捨てられる物なんです。ところがこの日のポーターさんは絵を丁寧にくるくる丸めると、横に座っていた私に「ハイッ…。」と渡してくれました。
最初面喰ったw。「え😳?!」…って。
そんなことしてるポーター観たこと無かったので…。いやいや。ありがたく頂きましたw。何回か🐸化してるものの、やっぱり大好きなポーターですもの!
ちなみに。この日のポーターさんはAndrew Robinson さん。どちらかと言うと彼はポーターよりもダンカンやってる時の方が好きなんですがね。とても優しくて素敵なダンカンなんです。後日私が1:1を受けるポーターは彼です。
この頃、(時々イレギュラーなことは起こりますが ) この Andrew Robinson さんと Andrew Pastides さんと言うダブル Andrew さんwが、かわりばんこにポーターとダンカンをやっており、二人のポーターの演じ分けが非常に面白かったです。
前、ちらっと言いましたが Pastides さんは印象がとても若く、やんちゃなアドリブシーンを観せてくれるんですが、Robinson さんは世代なんですかね?タップがとてもお上手で、ジーン・ケリー顔負けのタップで軽やかにロビーの原状復帰をやるんです。ボーイウィッチにイジメられるシーンも彼がやると、我儘な息子に翻弄されてる優しいお父さん味が出て、胸がチクッとなるって言うね。
Sleep No More はこういう、解釈による演技分け…みたいなのが役者によって出るの、凄く面白いですよね。最近まで、役者さんに精通してなくて、そこまで詳しく観て無かったのがもったいなかったなぁ…。まぁ。ようやく演じ分けを観る余裕が出て来た…と言うのが本音なんですけど…。
ポーター追いをしてはいたんですが、もう耐えられない位、混んで来たので2LOOP目、絵をもらって早々にフォローは離脱しました。ボーイウィッチと合流する前に…。
ヘカテの話も書きたかったんだけど、ちょっとスペースが無さそうなのでこれは後日。
役者さんのアドリブかなーって思ってたんだけど、どうも演出らしくって、すっごくこの演出がカッコ良かったんですよね。めちゃめちゃ語りたいのでこれは後日書きます。
2LOOP目に入ってたんで、場内結構、混んでて…。
2月に観劇した時はあまり感じなかったんですが、1月のアノニマスはマクベスルートよりもガロ―グリーンの方が人気あると言うか…。とにかく4階が混んでるなぁ…と言う印象。あまり人気のあるキャラクターじゃなくて良いので、なるべくパフォーマンスが観やすいキャラが良いなぁ……と。そんな時の味方。フルトンw。
フルトンは全ループ観たし、1:1 も 公開処刑(ウォークアウト)も体験していたので出来れば他のキャラの方が良いかな…とも思ったんですが、比較的空いていたので彼を追うことにしました。…とは言っても、アノニマスが0って訳ではなく。そんなのは解っていたし、とにかく観れりゃ良い。その位の認識でした。
私のフルトンの知識はコロナ後とコロナ前のと混ざってる…のかなぁ?
でもなぁ…。いやね。フルトンのお散歩(フルトンは4階のお店に居るだけじゃなく、3階の墓地にふらふらと行き、マルコムのオフィスから盗んだ黒い鳥を埋めるって言う演出があります…いや……ありました?)って傘さしてたっけなぁ🤔?って。凄く良いシーンなんですよね。あれ。ショップで売ってるカードになる位、良いシーンなのでインスタに出そうなもんなんですがね…。フルトンって言ったら……
……この2つだけ。
両方ともコロナ前の役者さんなんで、あの傘のシーンは足されたシーンじゃないのかなぁ?って思ってたんですが…。違いますかね?to どなたかw。
私がこの日、フルトンに出会ったのはお散歩からでした。コートを着て傘を手にして3階へ出かける。「あ。2週目もコート着るようになったのか…」そんな気分で観つめていたら、傘指した。横からの照明が当たり、白い壁に彼の長い長い影が映る。しとしとと雨の音が鳴り風が…(…ふかないけどw、音で風がふいたように感じました。素敵……)フルトンの孤独を感じました。
フルトンってこの歪んだホテルの中で唯一まともな人だと思うんです。
石川さんから紹介されたHP に白魔術の使い手とか紹介されててびっくりしたんですけどw、白魔術と言うか「ただの人」だと思ってるんですよ。魔女が通りを通れば塩を撒いて恐れ、Raveを観ては腰を抜かす…ほんとに善良なただの人。そんな彼が自分の身を守るために聖書を読み、塩を盛る。
この世は多数決の世界なんですよね。まわりが魔女ばかりだと善良なただの人が異常な人になり、まわりが普通の人ばかりだと魔女が異常な人と判断され火あぶりになる。「常とは異なる人」……異常とはそういう物。今の世の中を反転させてみせたのがMckittrick Hotelなんじゃないか…と最近は思うようになりました。(いや。それだけじゃないですが…) フルトンを理解してくれる人が居るんだろうか。寂しいよね…。悲しいよね…。
日本のステージではDazzleさんが、光と影の演出は凄く上手いなぁ…って思っているんですが、もともと「影」の使い方は欧米のステージの方が上手くって、私的にはフランスのPhilippe Genty やルーマニアの Silviu Purcărete とかの照明が耽美で物悲しくて最高に美しいんだけど、パンチドランクもその辺のDNA継いでるよなぁ…と感心。インスタにならないかしらね?あのシーン…。撮り難いのかしら…。
…と。
ちょっと素敵なことを書きましたが現実は厳しくてw、この辺りから私はずっとあるアノニマスと闘い続けていました。(苦笑) 2LOOP後半になると、経験値高いアノニマスはそろそろウォークアウトのことを考え出すんですよ。公開処刑ですね。ラストのお見送り。
フルトンのウォークアウトは特にラストシーン、最前列に連れて行ってもらえると言う特典もあるので小柄な女性的には美味しいんです。
今思えば、私と闘ってた彼女はウォークアウト掴みたくて私を敵視してたんじゃないかなぁって想像してるんですが、とにかく私が最前列に立つことが許せないアジアンが居てですね。(苦笑) めっちゃ端の方だろうとなんだろうと、私の前に立つ女。私がちょっと前に出ようとすると肘ブロックしてくる女。なんなんだこいつ……😡💢。
お散歩中、素敵なシーンを観ながら、ずーーーーっと…ほんとずーーーーーっとwこの女に悩んで来ました。
で。散歩から帰って来て、ガロ―グリーン大通りに出たら…。
前からぽてぽてと歩いて来る、見覚えのあるアノニマス。わぁ。石川さんだー😃! やほーっとハンドサインを出すと、気づいてくれた石川さん、フルトン追いに合流。逆方向からの合流だったので幸い、フルトンの集団の最前列に入ることに。こういう時のあれ、ビギナーズラックなんですかねw。いやー。石川さん、全然、その女性のこと気づかずしれーーーっと最前列に割り込む高等技。(爆) 私の敵を見事撃破w。私、心の中でガッツポーズとってましたw。彼女、ラストには諦めてフルトンのフォローを止めてたんだけど……。え。何も止めることはないのにな…。そう。だからウォークアウト狙いなんじゃないかな?って思ったんですよね。何も最前列で観れないからって観るの止めなくても…。
そして。
こうなって来るとですね。この日は石川さんの最後のSNMでもあるし、是非ウォークアウトを獲得して欲しい!そう思って彼がウォークアウトを獲得するのを見守ろうとわくわくしてたんですよ。そして。そして!その時が!!!!
え………😳。
選ばれたのは私でした……🤣。なんだそれ(爆)。
ふーるーとーんーーーーー!空気読んでくれーーーーーw。
晒しておこう。君だw。Gabe Katz さんw。
マンダレーバーに着くなり、どうやら知り合いが居たらしく、今日いちのはちきれんばかりの笑顔が超かわいかった君…。できれば石川さんを選んで欲しかった…w。ま。いいけどw。