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Record of SleepNoMore

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「Sleep No More NY」鑑賞記録

2024/01/21 Soiree

更新日:2024年5月4日

NOTE:          

Rave


1月の連続観劇も残す所2回。


Ring

やっと……本当にやっとですよ。何回チャレンジしたことか!ポーターの1:1受けれました。これで心おきなくSleep No More を卒業出来ますw。

ポーターの1:1 は以前受けててこの時私は、ポーターとは婚約したんですけど(爆)、ここんとこ倦怠期…いえ……もはやこの頃、剥製師に心寄せるようになっててその気持ちを見透かされたような1:1のタイミング。ごめんよ。ポーターw。

前1:1を受けた時、ポーター通wの方に驚かれたんですが、お絵描きも一緒にやってくれてたんだね…と。


そう。ポーター、追い回すようになって振り返ってみると、私もそう思います。

1:1の中でお絵描きもやってくれてたんだな……。もちろん、今回の1:1はお絵描き部分はありませんでした。お化粧👉ハグ👉指輪もらう…で終わり。前のポーターとは、1:1の思い出だけでなく、2回目のハグからの「痛いの痛いの飛んで行け💗」体験があったんでもう結婚しかないな…と思っていたんですが(爆)、今回の1:1はあっさりしたもんでw。いや。まぁね。普通、そんなもんよ😭

1:1受けるとその役だけでなく、役者さんとの思い出も深まります。

なのでそのキャラとのエニシが出来る物ではあるんですが。逆に私はこのポーターの1:1を受けて、ポーターの呪いから卒業出来るような気がしていました。今回の連続観劇ではほんとポーター追いで嫌な思いしてたんですよね。そんな思いする位なら、ポーター追いやめれば良いのに…って思うかもですが、結局1:1もらうまでなんとなく気になって2階付近に来るとポーター観てしまう病気に罹患していました。前にも言ったように、ポーターのロビー回復のアドリブは相変わらず好きなのでこの後もそれを観には行ってましたが、これで他のキャラやシーンを心置きなく観に行けるかな…と。緩解ですw。

私、フェロモン全開のキャラとか自己評価高くて自信満々なキャラよりも、心に闇持ったキャラで控えめなキャラの方がなんか寄り添いたくなると言うか…。多分、そんな感じでポーターを観てたと思います。


このシーン……。


役者さんによってやる人とやらない人居る…と言うか、この1~2月の連続観劇では演ってる人、1人も居なかったんですが…。ボーイウィッチが「Is That All There Is」を歌うシーンを見つめるポーターがさめざめと泣くシーンは Sleep No More 屈指の名シーンだと思ってるんですよね…。ポーターの孤独やボーイウィッチへの想いをどんな表現を使うよりも鮮明に印象的に表しているシーンで、このシーンを観てしまうともう


「あぁぁぁぁ……泣かないでポーター…私が居るよぉぉぉぉ!😭😭😭


……って抱きしめたくなるんですw。

自分からチェックインしたわけでもなんでもなく、この歪んだ世界に入り込んでしまったポーター。そこから逃れようともがくわけでもなく、泣き叫ぶわけでなく、自制して心を抑えてはらはらと泣くポーター。大好きでした。(過去形w?いえ。今も好きですがね)

時間帯的に、ヘカテとポーターのおつかいから帰って来る人が多くて、邪魔されるwこともあるんですがね…。まぁ。ボーイの歌を見てるだけなわけで、返事を書くには絶好のシーンではあるんですけど。大のポーター好きからすると「お願い!演技に集中して!」っていつも思いながら観てますw。


Andrew Robinson

確かこの日は1LOOP目でポーターの1:1を受けれたんですけど、実は私、この日はもうすでにポーター追いには積極的では無くて、後ろの方に居たんですよね。ただ、Andrew Robinson さんのポーターだったので「走るかもな……。」と言う予感は感じていました。

前、彼のポーターでよーいドンで1:1部屋まで走る…と言う1:1の経験をして足ひっかけられ、転んでしまったたこともあり、また走ったらやだな…とも思っていました。そして結局、そのタイプの1:1だった…。後ろの方に居たと言うこともあり、幸い1番で1:1部屋まで辿り着くことが出来たんですけど。この「1:1部屋まで走る」と言うやり方をするキャスト・キャラは Andrew さんのポーターしか見たことないですが、結構危ないのでほんとは嫌です。混んでる時期だけの特別な選び方だと良いなぁ…。


1月~2月の連続 Sleep No More 詣はもうすぐクローズする…って言う発表受けての観劇でした。あれから何回もエクスパンドしているので、もう、感覚麻痺して来ていて「次に行く時には…」とか思い始めてますけどw、この時は「思い残すこと無いようにしよう」って言う思いが結構あり、まだ受けてない1:1はなるべく受けたい…と言う思いが強かったんです。ただ、これやり出すと、1:1を受けれなかった時の失望が半端ないので、途中でそういう風に考えるのは止めるようになるんですが、1月段階ではまだそこまで達観して無くて(苦笑) 出来れば1:1受けたいオーラが出まくりだったんだと思います。

コロナ後のタイムテーブルにも慣れて来て、次はこのシーンだな…とか解るようになって来てはいたんですが、1:1はポジションも大事なので(私の場合は) 突撃して選ばれる…って言うのはなかなか……。

メモにもその悔しさと言うか、後悔とかが書かれてて、焦れば焦るほど負のスパイラルに嵌るのになぁ…と、今は他人事のように読んでいますw。この日のメモにもマクダフ夫人・剥製師の1:1、マートンのウォークアウト……等々、果敢に挑戦して見事撃沈してるのが書かれてて「あーあ…そう言えばそんなことあったね」的なw。


Ms Macduff

この日のマクダフ夫人の1:1に関しては多分、中の人の知り合いか常連が選ばれてるなぁ…と言う印象でした。

女性なんですが、めちゃめちゃ体格良くて背も高い人が来てたんですよ。この人、この後、何回も会場で見かけた人だったんですが、マスクしてても凄く解りやすい。

マクダフ夫人って彼女自身の1:1もあるんですが、夫人がマクベスに殺された後、夫人じゃなくて「マクダフの」囁きって言うのがあって、マクダフ夫人をフォローしてると2回マクダフ夫人絡みの特別な演出があるように感じるんですよ。


1:1が無いキャラクター、マクベス、マクベス夫人、ダンカン、マクダフ、バルドウィッチ……この4キャラには「囁き」と言う、OP1:1があります。他のキャラは観たこと無いですね。1:1が無いので、この4キャラだけに許された特別なOP1:1なんだと思います。マクダフ夫人が殺された後、マクダフは夫人に駆け寄り抱き上げ、アノニマスに囁くんです。私はこのOP1:1、受けたこと無いのでなんて言ってるかは知らないのですが、アノニマスが男性の場合は夫人を預ける。女性の場合や男性が細くて抱き上げれないかな……と思う場合…なのかな? (私はマクダフ囁きで女性が選ばれたの、あまり観たこと無くて、おじいちゃんが選ばれてて彼女を預けなかったのは観たことあります) その場合はマクダフがソファーに降ろす。

この日はそのでかい女性が選ばれた。

え――――って感じですよ。なんて凛々しいのw。ひょいって感じでふらつきもせず、楽々マクダフ夫人をお姫様抱っこ。後日、細目のアジアンが選ばれて「大丈夫かいな」って思ったら案の定、よろついてマクダフ慌てる…みたいなこともあったんですがねw。

でかい女すげー…と言う思いもあるんですがw。

何を言いたいかと言うと、特徴的な常連って何人か居るんですよ。髪の毛カラフルな人とか。小太りなおじさんとか…。この人みたく、大柄な女性…とか。そういう人って、1:1に選ばれること多いなぁ…と言う印象が。目立つってのもあるんですが、もしかしたら役者さんのサービスなのかもな…と思います。1:1は特別な体験なので、みんな受けたい体験ではありますよね。なので、常連さんには「何度も来てくれてありがとう」の意味を込めて、1:1受けやすいのかもな…とか。ただ、日本…なんて言う、辺境の地から遠征して来てる私にとっては、このサービス、もにょります。だってローカルの人は行こうと思えば気軽に何回も行けるじゃないですか。我々はスケジュールも金も…手間暇かけてやっとの思いで来てて、観れる回数だって彼らに比べて少ないからこそ選んで欲しい…ってのはあるんですよね……。

まぁ。運営にとってみれば太客の方がありがたいってのは解りますが。



さて。

この日はあまり書くこと無いっぽいのでw、前にまとめて書こうと思ってたヘカテについての話を書こうかな。ヘカテはあまり追い回してないので、演出かどうか確定はしてないんですが、今回の連続観劇で2人のヘカテが演ってるの観ました。……なので演出なのか?って思っているやつなんですが。

ヘカテって Sleep No More では異例なキャラです。

他のキャラは似た衣装のキャラが複数居て、どちらがどちらか解らなくなる仕掛けがあるのに対してヘカテは特徴的な真っ赤なドレスを着ている点とか。1:1を二つ持ってる居る点とか。パンチドランクがロンドンウーリッジで去年まで上演していた「The Burnt City」の中でもヘカテ「らしき(私は観てないんですが…)」女性が出て来たって言う情報もあります。(この話はTBCとSNMの繋がりの話にも非常に関わりのある話なので、いつか考察で書きたいんですが…) ヒッチコックのレベッカからの引用がある…と言うのは公式でも発表されていますが、ヒッチコック映画のような白黒映画を思わせる、色灯りをあまり使わない照明設計の中でヘカテのバーは鮮やかな照明を使っているって言うのも特別な点かしらねぇ。

剥製師の1:1の中に映画「マトリックス」由来と思われる文脈があるので、こちらもマトリックス由来の登場人物かな?…とも思われるのですが、元ネタは「lady in red」……アメリカの話なので、ロンドンのパンチドランクが引用するかどうかは解りませんが、禁酒法時代、犯罪王と言われたジョン・デイリンジャ―がFBIの捜査を受ける際、尾行中、潜入させた売春婦に赤いドレスを着させて目立たせ、その顛末としてジョン・デイリンジャ―は射殺されると言う非業の死を遂げた逸話から「赤いドレスの女」は「破滅へつながる運命の女」を象徴するようになった…と言うのがあるらしく、こっちの方が引用としては強そう。Sleep No More は禁酒法時代の話と言う設定もありますしね。

私の理解の中で彼女はこの歪んだ世界の中で、魔女のボス的な…そんな女性だと思っています。三魔女 ―― セクシー・バルド・ボーイをはじめとする、魔女サイドの人たちはヘカテと接触する時はうやうやしく接します。このホテルで起こる悲劇は彼女が全てを操っているのでは?…と思わせる構成が多々あるんですが、それを端的に表す演出が今回Raveに加わっていました。


Raveシーン。

あのシーンの目的はマクベスの第一の予言、バーナムの森が動くか「女から産まれた者」にはマクベスは倒せないと言う予言をマクベスに知らしめる派手でかっこいいシーンです。BGM は Ed Rush のReece。照明も特徴的だし。Sleep No More ではちょっと他とは感じが違うシーンなので好きと言う人も多いかも。

あのシーンって、黒マスクに移動が制限されるのでRaveが始まった時にどのキャラと一緒にいるか…によって、注目するキャラが変わって来るんですよね。実はシーンとしては三重構造になっていて非常にイマーシブシアターらしい良いシーンだと思います。主役はマクベスと三魔女なんですけど、実はPaisley Shop側にヘカテが居て逆に封鎖されたガロ―グリーン大通り側の部屋の外にフルトンが居ます ( 私は知らないんですが、ラストLOOPの時は剥製師が居る時もあるとか… )。フルトンはこっそりこのRaveを観に来るんすが、その狂気にあてられて白目向いて発狂する演技を外でしてますw。


で。ヘカテなんですが。


これは役者さんによって演技、違うんですけどね。大抵、三魔女とマクベスを操っているような演技をします。今回加わった…と言うか……。あれ、あの女優さんたちしかやらないのかな…(やってる女優さんは2人いらっしゃいました)。超かっこよかったんですけど。

BGM が切り替わる3秒前……おもむろに指を三本構えて


3……2……1………。


Gabrielle L. Malone

……ってカウントダウンするんですよ。「0」になった瞬間、BGM がアップテンポに切り替わり、奥でバルドが「ギャ――――――!!」って悲鳴をあげるの。鳥肌がたちました。あまりにタイミングがぴったりで。そしてヘカテ、怪しく大笑い。「あ―――っはははは……い―――っひっひっひ……」って。全ての人々が自分の掌の中で転がっているのよ…どう?楽しいわよねぇ…って……。

きゃぁ。恐ろしいw。ヘカテはダイナマイト美人がやること多い (…まぁ、SNMの女優さん、みんな美人ですけどねw) ので「やっぱ美人は恐ろしい…」と言う結論。(なんじゃそりゃw)

ちなみに。この日のヘカテはGabrielle L. Malone さん。本物の方が美人さんだし、若く見えます。細っいんだよな。この人…。お顔ふっくらしてらっしゃるんだけど、腕が細くてびっくりしました。


後半はいつものループに陥ってましたw。


まずは6Fナース見に行って、居ることは確認するものの選ばれずw、その後、剥製師追いをする。マチネのレポの時、言いましたがこの日の剥製師は Brandon Coleman さん。Brandon さんの剥製師はアドリブも美しくw …… Brandon さん、見め麗しい方なんですけど、特に目が素敵なのよね…。青いんだと思うけど( 照明の下で観るとヘーゼルかもな…と思う時もある )、吸い込まれるような透明な目。

いろんな役をやられる方なんだけど、それぞれ、独特の解釈を持ってらっしゃてて面白い。男性ナースもされる数少ない俳優さんなんですよ。2月に男性ナースは目撃したのでそのレポはまた後で…。


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