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Record of SleepNoMore

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「Sleep No More NY」鑑賞記録

2019/08/13 Soiree

  • 執筆者の写真: あこさん
    あこさん
  • 2023年11月26日
  • 読了時間: 23分

更新日:2024年5月4日

NOTE:          


今回の旅行、ACEで入場することがほとんどで、そしてSNMはNYも舞踏会から始まっているってことは確信したんですが、年末年始の旅行までは「ACEで入ったのに舞踏会から始まってない」ことが何回かあって今まで信じていなかったんです。この日、その理由が解った気がしました。この日もACEで入場出来ました。かなり早い時間から並んでたんです。ところが最初の呼び出しがすでに「ACEから2の人」ってなってたんです。え?私、一番のエレベーターじゃないの?聞き間違いかと思いましたが、中に入ってみて納得。団体で申し込むと何か優先措置があるのか…それともお得意様措置があるのか良く解りませんが、エレベーターから降りるとすでに人が居て館内の時間も動き出しているようでした。「まぁ。そういうこともあるか……」と思って心を収めはしましたが、「ACEのエレベーターが入場した時から時間は動き出す」ってここに何度も書いたのに違うじゃん…って思われたら申し訳ないので一応、記録として残しておきます。私は今は何回も入場してるから、臨機応変に動けるようになって来た気もしますが、SNM体験があまりなかったらちょっと思考停止しちゃうかもしれませんねw。ど…ど…どうすべー……ってw。

舞踏会終わるか終わらないか…な感じでB1に着きました。

この日はマルコム・バンクォー・マグダフのいずれかをフォローするんだ!って決めてたんです。

​その三人の中だったら臨機応変に誰でも良いな…でも、出来ればマグダフ以外が良いな…そんな感じでした。マグダフはね。昔、フォローしたことがあったんですよ。後半、アノニマスが多くなって追いかけきれなくなったんですが。

ぱっと判断して、男同士のかぽーの人がめっさ美しかったんでこの人に決めましたw。マルコムとボーイウィッチだと、ボーイ「ウィッチ」だからですかね。男役はマルコムなんですね…。この日のボーイウィッチ、背の高い黒人でめっさ大変そう。いや。大変そうなそぶりは全く見せ無いんですが、リフトとかあるしな。男の子と女の子って、子供の時代からすでに重みが違うじゃないですか。男の子の方がみちっと詰まってる感じがするw。重い。女の子はふわっと軽い。見た目同じ位の身長の子を抱き上げてもやっぱり男の子の方が重いんです。だから成人男性はきっと大変だろうなぁと思うんですが。そんなのおくびにも見せずにさっそうとボーイウィッチを持ち上げるマルコム。かっこいいぞw。ぱっと見、昔のレオ様のようなイケメソw。美しい。決めた。今夜はあなたを追っかけますw。舞踏会も終わり、キャラたちは思い思いの方向へ散らばります。

さぁ。始まるぞ!気を引き締める私。マルコムは「巣」が4階なので(彼の探偵事務所が4階のガロウグリーンにあります)B1からダッシュです。でもなんか様子が変。なんだろう。道で吐いたり調子悪そうだ。巣である探偵事務所によろよろしながら入り込み暗室へ。震える手で薬を飲み干します。Wiki によるとこれ、解毒薬なんだそうだけど……どうなんだろう。良く解りません。魔女に触れると汚染されんのか?マグダフもかなり魔女とダンスしてたけどな。(不思議)そこでマルコムは卵を見つける。見つけた卵をそばのアノニマスの手に…。

油断してた。orz

こんなに早く1:1が来るなんて思ってなかったんです。凄いショックだったぁw。

ここまで狙ったキャラクターの1:1はほぼほぼ選ばれていたので。なんか理由の無い自信に満ち溢れていたんですw。それもこんな序盤に1:1とか。(汗)マルコムの1:1に選ばれるには、この暗室で卵を受け取るのが条件。…てか。暗室に来たら、マルコムのそばに寄りそうの超大事。

1:1に選ばれなかった私はとりあえず、マルコムの探偵事務所の家探しをすることに。私、実はマルコムの事務所を家探しするのが大好きでしてw。

彼は当時、Cadine Revillさんとやらが助手だったらしいんですが、個人理由で退職したらしい(マルコムの部屋に退職届がありました)んですが実はその後「McKittrick Hotelへ行く」と言うことを書き残しているので、もしかしたら彼の痕跡がホテルにあるかもしれません。宿泊者名簿とか見れば良かったな。(忘れてた)


Cadine Revill

マルコムはGallow Greenの超常現象について調べ続けてて、かなりその本質的な所にまで迫っていると思われます。ただその深淵に近づきすぎてて、自らその深淵にダイブしそうな脆さが見えるのが怖い。助手のデスクの金庫、空けるとぞっとしますよ。黒つぐみの脚の部分だけが大量に入ってる。大量の書類は外に山積みになっているのに。何を思ってあんなことしたんだろうって思います。

実は脚だけでなく、黒つぐみの完全なる死体がマルコムの机の引き出しの中に大事にしまわれています。これについてはテーラーをフォローするといろいろ面白いことが解ります。今回、テーラーは短くフォローしたんですが、がっつりはフォローしてないので、ここには書きませんが。

黒つぐみの「脚」ってことは……(謎)

ちなみに、さっき言ったCadine Revillさんの退職理由は金銭トラブルっぽい。彼は身を粉にして調査したのに、マルコムの事務所は破産寸前状態。そりゃ辞めるわなw。……ってか辞めて正解でしょ。大事な書類を整理もせず、お金を入れずに金庫に黒つぐみの脚を大事に入れてる探偵事務所に就職してたら、不安しか浮かばんわいw。Gallow Greenを出る前にMcKittrick Hotelに泊まるからそこに金持って来いみたいなこと書いてあるんですが、彼はちゃんと街を出れたんですかねw?そのままホテルに捕らわれてどっかのお墓かロビーの十字架になってたりして(怖っっっ!)


良く覚えてないんだけど、このあと結構すぐにマルコム、探偵事務所にマントと帽子着て帰って来たような。

登場人物、ほとんどタキシードなんでこの衣装、ちょっと異色でかっこいいですよね。資料写真、一切外部に出て無いんですが。そりゃそうか。あの衣装着てる人はマルコムだよって宣伝になっちゃうもんな。

マントと帽子を壁にかけてるうちに、アグネスがやって来ます。

マルコムは彼女と初めてあったような印象。私、昔はマルコムは以前アグネスと出会ってて、お姉さんを探す仕事を依頼されているもんだと思ってました。ところが彼らはこの時、初めて会ったような感じなんですよね。そしてアグネスがお姉さんの写真を見せた時、マルコムの態度が急に変わりました。

この瞬間をお姉さん探しの仕事の依頼……と見るか。

意見が分かれるところだと思うんですが、その後のキスを含む異常に濃密なダンスを観るとちょっとそうは観えなかったなぁ。私、アグネスは見た目に反して結構腹黒い女だと思っているので(テーラーを弄びやがって……w)裏に何かありそう。

 

アグネスと部屋を出た所で鳴り響く鐘の音。

カーンカーンカーン……カーンカーンカーン……。

不吉な鐘の音。そうダンカンの死を告げる鐘の音でした。

はぁ…w。(溜息)またダッシュかい。ダンカンの寝室は2階。4階から2階へ走ります。先ほど述べたように、私、昔マグダフをフォローしたことがあったので、このシーンは知っていました。まずバンクォーが一番にダンカンの寝室に駆け付ける。そして彼の死をハンドベルで他の人たちに知らせる。そこへマルコムとマグダフが駆けつけダンカンの死を悲しむシーン。さて。私ですね……マルコム・バンクォー・マクダフ……この三人の区別がつかないことが多い。(;^ω^)

マルコムから絶対目を離さないようにしてこのシーンを見届けました。三人(私、この三人のことを三銃士ならぬ三従者って呼んでるのでこれからそう呼びます)がB1のカタコンベまでダンカンの死体を運ぶシーンなんですが、普通、ダンカンを三従者で高く掲げるんですがこの日は三従者のうち誰かが怪我してるのか、バンクォーだったかマグダフだったかが背負っていました。マルコムは背負って無かった。怪我人はマルコム?

カタコンベまでダンカンを運びそこで弔いの儀式をします。

このシーン、ダンカンフォローじゃなければ中へは入らない方が良いです。逆走することになるんですが、階段の上に行くと部屋の中を上から覗けるので。このシーンはマクベスサイドのメインキャラクター4人が一同に会するので、アノニマスが前半にしては多いんですよ。その上、カタコンベがえらく狭い。出入り口も狭い。上手くフォロー出来なくなる可能性が強い。この次はまたもや地獄のB1 →4Fのダッシュが待ってますからねw。好位置でフォローしないと確実に見失います。

ま。フォローに失敗しても、次、Gallow Greenの廊下での演技なので、をれが頭に入っていれば、慌てなくても大丈夫ですが。

今回はマルコムを見失うことなく、フォローを続けることが出来ました。

1F~2Fにかけての長い階段にあるスコットランド王のステンドグラス。

マルコムは彼の前で敬礼をします。マルコム、ダンカンを凄く愛してるんだよなぁ。素敵な親子ですよね。そんな二人の親子愛を引き裂いた魔女たち。許すまじ。(あえて愛を引き裂いたのはマクベスと言わずに魔女と言います)マルコムが先頭切って部屋を飛び出し、4Fに向かうんでマルコムフォローの時の参考にしてください。私、これを知らなかったので次の日大失敗をします。(てへぺろ)

マルコム・ダンカン・マクダフがGallow Greenへ走り込み、大喧嘩。三人とも疑心暗鬼。「誰がダンカン殺したんだ!」とお互いを攻めます。ファンの間では「決闘」と呼ばれるシーンです。確か黒マスクの介入は無かった気がするんだけどな。でも内容はかなり激しいダンスなんで介入入ってもおかしくないですね。そして彼ら三人は次の王座をカードで決めることに。……なんでだwwww!昨日の記録を思い出して欲しいんですが、マクベスがバンクォーを殺すシーンの前から先取りで「Speak Easy」と言う酒場に居たら、「誰が王様になるかな」ゲームをやってた……って書いたと思うんですが、そのシーンです。

このゲーム、原作を暗示してるってことも昨日書いたと思うんですが、必ず勝つのはマルコムとバンクォーです。このシーンだけ見ちゃうとまるでバンクォー「が」王になるように見えますが、これは第一の予言に繋がってるんですよね。私、明日、8月15日の観劇でバンクォーをフォローするのでこの辺りは説明します。今日はマルコムをフォローしていたので、その辺りを。「Sleep No More」ではちょっとぼやんとしてるんですが、原作では舞踏会…と言うか…殺害される前夜の宴でダンカンは「次の王はお前だ」とマルコムを使命している。マルコムはダンカンの血を受けた息子で正当な王位継承者なので特におかしなことでも無いんですが、なのでこの「誰が王様になるかな」ゲームで最初に勝つのはマルコム。勝ってカードを壁に打ち付けます。

二人目の勝者が決まったところで(二人目の勝者はバンクォー)マクベスがSpeak Easyへ乱入して来ます。

​驚いたマルコムとマクダフはSpeak Easyから飛び出す。二人はまだお互い「お前がダンカンを殺したんだ!」って疑っている。カードで決着ついたんじゃないのかいw。そして大通りに飛び出し、そこから「尋問部屋」と呼ばれる部屋へ入って行きます。これ、気を付けて欲しいんですが、次、人数限定のシーンなんですよ。部屋が狭い上に危ないので通常はキャラ2に対してアノニマス2しか入れません。(私、アノニマスが大量に押し寄せて、中に入ろうとしたためにドアが閉められず「もういいや…(諦)」みたいになってドア開けたままでこのシーンやってたのを観たことありますがw)なのでマグダフとマルコムの両名をフォローする人は添付の写真……この絵(暗っw)が描いてある壁側の方を意識して観た方が良いです。反対側に居ると遅れるから。




マルコム・マクダフは長細いウナギの寝床のような部屋へ移り、またそれぞれを尋問し出します。動画のような揺れる照明の下、それぞれの顔を照らし合い「お前が殺したんだろ!?」「いや。解っている。お前が殺したんだ!」と一人づつ椅子に座り、さながら刑事の取り調べのようにお互いを責めます。「違う!俺は殺してない!」お互いにダンカンを愛していたと言う、強い信念を見せると納得したように和解。そして誰が犯人であったか悟ります。(多分)これ、マルコム・マグダフの二人だけのシーンがあるのは原作に沿ってるんですよね。

原作ではマクベスの殺害現場を目撃してしまい、マルコムは隣国イングランドへ逃げるんですが(私は原作、解り辛いんですよね。なんで逃げたんだろう?次期王だからマクベスに殺されるとでも思ったんだろうか?演出家によっては、マクベスがマルコムの剣を使って殺したため、自分に罪をなすりつけられると思って逃げたように描く人も居るんですが、どうも原作はマクベスが殺してる最中に居合わせてしまい、逃げるんですよね。殺人現場を目撃したのであればマクベスが罪人であることを証明する唯一の証人だったのに、何故逃げたんだろうって……ここは理解出来ないです。マクベスの狂気がそんなに怖かったんだろうか…?)そこにスコットランドへ戻るように説得しに行った男がマクダフで、マクダフがイングランドに居る間に彼の家族はマクベスの放った冠者に惨殺されてしまいます。嘆き悲しんだマクダフはマルコムを旗頭にイングランド軍とスコットランドに攻め入ることを誓うんですが、おそらく「Sleep No More」ではこの尋問のシーン以降、イングランドでの出来事が描かれています。

マルコム・マクダフはマルコムの探偵事務所に戻り、スコットランド城を攻める計画を練ります。マルコムの事務所の引き出しには大きな立体の地図があって、そこにはスコットランド城を囲むようにあるバーナムの森の模型が。昨夜の記録に第二の予言のことを書いたんですが、思い出していただけるでしょうか?予言の中に「バーナムの森が動く時、マクベスは死ぬ」と言うのがあって、魔女はマクベスに小さな模型の木を示します。その時はあまりの模型の木の小ささに失笑してしまうんですが、そこに繋がっていると思われます。こちらの模型はもっとちゃんとしてるw。マルコム・マクダフはイングランド軍を率いて、この森側から攻め入ることを誓うのです。

「バーナムの森が動く」と言う表現は実はこの軍議だけではなく「Sleep No More」の中に本当にあります。

「森の木」が本当に動くシーンがあるんですが、そちらはちょっと抽象的と言うか……非常に綺麗なシーンではあるんですが、原作の意味を正しく表現しているのはどちらかと言うとこちらの軍議のシーンでしょうね。イングランド軍が攻めて来るので森が動くんです。軍議の中で木は動きませんが。

そして二人は晩餐会(B1)へ。「あれ?死んだはずのダンカンが生き返ってる?」なーんて細かいことは置いといて。(えw)いやね。なんで生き返ってるかを知りたければダンカンをフォローしないとその真実を知ることは出来ないんですよ。ふふふw。Sleep No Moreはひとりのキャラクターをフォローすると、その裏で起こっていることが観られないので「あれ?」ってことがいろいろ起こるんですw。今、私はマルコムをフォローしているので、軍議が行われていた裏で起こってることは知らない。同時刻、Speak Easyに残ったバンクォーが殺害されるんですが、そんなことは知らないw。さっきまで一緒にカードをしていたはずのバンクォーがこの晩餐会に遅れて血まみれで入って来るんですが、我々はなんでバンクォーがこんなことになっているのか解らない。そこがインディビジュアル・エクスペリエンスなわけで。面白いんですよ。全部観たくなるでしょw?

ちなみに、この晩餐会にバンクォーが血まみれで入って来るってのは原作にもあります。

マクベスは自分が主催した晩餐会に、バンクォーの亡霊が血まみれで居るのを目撃します。この亡霊はマクベス以外には見えないらしく、他の参加者はマクベスが乱心したかと思うシーンがあるんですが、このシーンはそのシーンの再現ですね。マクベスが殺したはずのバンクォーを見て恐れおののき、半狂乱になるところでこの晩餐会は終了。

またキャラクターはそれぞれ館内に散ってゆきます。

次のマルコムは。地這いのもものけのように体制を低くしてバルルームに残ります。

何してんだ…w。良く見ると、彼だけでなく何人かバルルームに残ってる男性陣が居る。彼らみんな姿勢を低くしている。そしてゆっくり……ゆーっくり壁際に置いてあった木を運ぶんです。今まで晩餐会会場だった場所がじわりじわりと森へ変貌してゆきます。そう。バーナムの森が出現する。

この日のマルコムは本当に体制が低くて、顔も下向いているから解らず、一瞬見失いかけました。

一人2~3個、木を運ぶともうそこはうっそうとした森。そしてマルコムはまた自分の事務所(4F)へ戻ります。orz​ま。マクベスほどじゃないですけどね。マルコムは巣が4Fなのでそれなりに大変ですかね。あまり全力疾走は無かったかな。最初のダンカン殺しの後のB1→4F以外は。


Malcolm

マルコムのシーンの中でこのシーンが一番有名じゃないですかね?あと舞踏会後の暗室のシーンも有名かな?有名なのはこのシーンの写真がめちゃめちゃ出てるって言う理由でなんですが。この後、1ループ目はアグネスの部屋(4F)を家探しします。あ。家探しのシーンが有名な訳じゃないですよw。次のシーンですね。有名なのは。

「Sleep No More」のキャラクターのこの泥棒根性と言うかw。なんなんでしょうね。まぁ。他の人の部屋から無断拝借……みたいなシーンが多くてw。それぞれ意味


があるんですが(意味が無いことはほとんどない)、アグネスの部屋からこれが出て来たのはちょっとびっくりですね。やっぱりアグネス、黒かなぁ……。魔女なのかもしれない。(謎)えっと、アグネスの部屋から小さな箱に入ったカミソリを持って来るんです。

探偵事務所に戻ったマルコムはタイプを打つ。

あ。このタイプの書類、貰ってきました。人によって何タイプするか違うらしいんですが。今回のマルコムはこんなのをタイプしてました。

Malcolm's type

あれ?これ、マルコムの1:1のセリフじゃね?

いや。私、結局、1:1受けれなかったんで、知らないんですが、wikiに似たようなこと書いてあったような気が。ONEとTWOに関しては、シェークスピアのマクベスの中の一説らしいです。両方ともAct2のScene4に出て来るらしい。かなり省略されてるけど。THREEに関しては特にマクベスのセリフじゃないみたいです。でもいかにもマクベスに出て来そうな一文ですよね。

で実はもう一文、タイプされてるんですよ。

それは読めなかったんですよね。私の位置からだと。

でもこの感じだと、1:1のセリフの絡みのような…。

タイプを終えるとマルコムはアグネスの部屋から持ってきたカミソリを取り出す。そして、リストカットしそうなそぶりを見せる。アノニマスの間から小さな悲鳴がもれる。(多分アドリブ)そして、最後の一文のみ丁寧にそのカミソリで切り取る。切り取って……どうしたんだっけwww。忘れましたwww。大事なとこ。教えて偉い人w。

そして雑に机の上を片づけ(雑だったんでこの紙、持って来れたw)急いで探偵事務所を出ます。

4Fから2Fへ。

ダンカンの書斎へ急ぐ。

すると身支度を整えたダンカンがそこに居ました。

「あ。このシーンか……」

懐かしい。私、一番最初にSNMを観た時にこのシーンを観たんですよね。まだキャラクターが全然解って無

かった頃。その時、ダンカンをフォローしてたんです。で。突然現れたお兄ちゃんにダンカン、髭剃らせて。危なっかしい手つきで。ダンカン、殺されるかと思ったよw。そうか。この人、マルコムだったんだ。初めて知りましたw。SNMに通い始めて早10回。10回目にして初めて知ることもまだまだある。SNM…沼は深いなぁw。

このシーンのカミソリに繋がってるんですかね?アグネスの部屋のカミソリは。まだまだこの辺りの深読みは出来て無いんですが。マルコムはダンカンとの関係は非常に良好に見えるので殺すとは思えないんですが、首筋にカミソリの刃を立てた時はドキドキしましたよ。何かありそうで。

無事に髭を剃り終えると、お互いに上着を着せあいます。そこへ合流する……誰www?忘れましたw。

マクダフだかバンクォーだかが合流。そして意気揚々と舞踏会へ向かいます。

一周した~w! 

テーラーとかポーターとかのループは細かく細かくいろいろ起こるんで、あまり覚えて無いんですがさすがにマクベス周りのキャラは大きくいろいろ起こるので覚えてますね。振り返っても楽しい。この後、どうしても1;1を受けたかったのでマルコムフォローを続けたんですが、まだはずれ。(ショック)この日はマルコムの1:1観れませんでした。

やる気をすっかり失った私は放浪の旅へwwww。

Gallow Greenの住人を探しにふらふらしてたんですが、彼らの時間軸の行動がイマイチ解らないんですよね。

探しても探してもうまいこと見つからなかったので、じゃ、これは6F行っちゃう?また選ばれちゃう?ふふふっ。って根拠のない自信のもとにまた病院階を彷徨いました。

病院階、6Fイベが始まってからか黒マスク、増えた気がします。エレベーターのそばには必ず居る。情報持ってる人が居る時は出現しないのかもしれません。明らかに怪しい行動をしている人が居る時には。あの日が凄すぎたんだよなぁ。ビギナーズラックと言うか。そんなに探して無かったけど見つけたもんな。

この日はぐるぐるぐるぐる。本当に何回もうろついてたんですが、結局6Fナースは見つかりませんでした。(残念)5Fナースは居たんだけどw。検死室に。ぐるぐる回る謎のダンスをしてましたw。

Christian Shaw's Patient confidential report

Christian Show

​5Fナースの名前です。この人はペイストリー裁判(英語wikiへのリンク)と言う史実に実際に登場する人物で彼女のバックストーリーもどうやら彼女の人生に基づいているらしいと言うことはあらかじめ知っていました。

私は彼女をフォローしたことは無いんですが、このカルテを病院階(5F)の院長室の引き出しの奥に見つけていたので、知っていました。エクソシストもおそらくこの史実を基に描かれているらしく、11最の時に発病したその症状は映画の中に出て来る少女のような記述があります。この検死室のぐるぐるダンスもその史実に基づくダンスであることがこのカルテを読むと解ります。

痙攣するような動きやブリッジのようなポーズ。気味の悪い振り付けですが、全てこのカルテの中にあった症状で、Christian Showが寛解していないことを示しています。カルテによると11歳当時このキングジェームズ精神病院に入院しているのですが、それからずっとこの調子なのか。(;^ω^)

​……ってか、この病院、あとは小屋に引きこもりの婦長さんと6Fに連れて行ってくれる名無しの看護婦と、がたがたのタイプで書かれた怪しいカルテに出て来るDouglass Mathesonって言う先生しか居ない病院ってどうよw?どんなに症状重くなってもこの病院にだけは入院したくないわぁw。


Christian Shaw

私、彼女の1:1を目の前で逃したことが2回ほどあって、だいたいどの辺りに居ればカノジョの1:1がもらえるか…はだいたい知っていました。とは言え、そのルールは役者さん次第なので、このナースさんにも当てはまるかどうか…はかけだったんですが。

検死室って言う部屋は丸い部屋で、緩い傾斜のついた通路がその部屋をぐるり囲むような形でついています。上からもパフォーマンスが観れるようになっていて確かに上から観た方がパフォーマンスは観やすいん


ですが、上に行くと1:1はもらえません。一番下。この通路の切れ目に居ること。そして彼女、右利きの役者さんだと…なんですが、右手を差し出すことが多く、差し出された手の方向、検死室を前にして左側に居た方が1:1を受けやすいって言うことが解ってます。(細かいw)いや。細かいけどさ。今回、そのルールに従って観てたらやっぱり選ばれたよ。だから多分、あってるんだと思う。右側左側は確信無いけど、上から観てると1:1もらえないのは確かだよw。

 

無表情に手を伸ばしてくるナース。小さい手…。

私の手をとると、廊下にある1:1部屋に私を連れて行きます。そして扉の前で「ちょっと待っててね…」と。

うなずいてしばらく待っていると彼女が部屋の中から顔を出し、私を素早く入れました。

<ここから1:1のネタバレします。背景を白くしますので、ネタバレが嫌な方は飛ばしてください。読みたい方は文字を選択してください。>

他のキャラクターの1:1部屋に比べるとえらく殺風景な部屋でした。

病室…なのかもしれない。クリスチャン・ショーはベッドに腰をおろし、私に隣に座るように促します。

ゆっくりとマスクをとり、目と目が合う。そして私の耳元で囁きます。

 "Infected minds to their deaf pillows will discharge their secrets."

(マクベスのAct5 Scene1 。)そしてベッドに寝るように促す。手を体の前で組ませ、足元にあった毛布をかける。

布団虫ですよwwww。いや。すげーー怖いの。何も出来ない状態にさせられるから。

でもね。俯瞰で自分の状況を考えてニヤニヤしてしまった……(ふ…ふ…布団虫……w。)

まるで私の上にのしかかるように体を預け、突然咳き込むクリスチャン・ショー。

ゲホッ……ゴホッ……オエッ……。

口から何本か釘(ピン?針?なんかそんな感じの)を吐き出すクリスチャン・ショー。怖いよー。

そして。上目使いに私を見つめると口を拭いながら、壁に書かれた一文を意味ありげになぞります。

Do breed unnatural troubles: infected minds ……

ひぃぃぃぃ。あなた病気ですって。だめでしょ。安静にしてなさいって。

踊ってる場合じゃないってw!@@;

毛布を剥がし、仮面を戻しながらまたもや囁きます。

"It will be well……"

は?いやいやいや。大丈夫じゃないから。(;^ω^)

そして私の背中を優しく押します。

<ここまでがナースクリスチャンショーの1:1のネタバレです。>

はぁぁぁ……大きなため息。いや。カルテを観ていたので、彼女のことは知っていたんですが。衝撃でした。日本にも狐付きと呼ばれる精神疾患がありますが、20世紀の科学でこれらの病は脳の病気であると解明されていて、映画「彼女が目覚めるその日まで」にもなっていますが、治るんですよ。今では。

あ。でもそか。1930年代には無理だったかもな。(苦笑)

1:1はいろいろな意味で衝撃だわw。

もうね。なんかやる気も吸い取られた感じで5Fを彷徨っていました。そろそろ小屋の住人も出て来る時間だし…。そんな気もしてました。そしたら。照明と共に、音楽が鳴り出したのです。「あぁ。そんな時間だわね。(やる気なさすぎw)」知ってるんです。私。5Fのエンディング。

5Fのナースと小屋の中に引きこもっていた婦長さんが双子ダンスしながら、マクベスの部屋のお片付けするんだよね。何回も観たw。なんでだろう?昔は新鮮に観えたんだけど、今は…w。ま。あまり走らないし動線も知っていたのでゆるゆる追いかけました。お片付けも終わり、さぁ、じゃあ、晩餐会かい?そう思っていたら……。

やる気ないのを見透かされたんですかねw。婦長が私の手を取って歩き出したんです。はらー……。婦長と公開処刑かーいw。

SNMの中の凄く良く出来たしかけのひとつにこの公開処刑(私がそう呼んでるだけですw)があります。

​SNMは自由行動が許されているので、「終わり」の概念が解り難い。場内各所に散らばった客に「終演」感を観せないといけません。そこでラストのみ違うシーンを観るんですが、そこに誘導しないとこのシーンは観えないわけで。そこでキャラクターがそれぞれ一人を選び出し、強引にそのラストシーンに連れて行くわけです。フォローしていたアノニマスはキャラクターに付いてそのラストシーンへ一緒に向かうことになり、かなりのアノニマスが集合します。(キャラクターにフォローしてないアノニマスは黒マスクにラストシーンへ誘導されます。)

そして、キャラクターと一緒にラストシーンを観て……。Mandaray Barへ一緒に向かいます。(これはアノニマスをMandaray Barへ誘導する意味もあります)MandarayBarの一番面積のある壁……。エレベーターへ向かう部屋の壁にキャラクターに選ばれたアノニマスは一列に並ばされ、仮面を外され、そこで「そのキャラクターからキスされる(このキスされる部分が私にとって恥ずかしいので私は「公開処刑」と呼んでいますw)」キスの演出はキャラクターやキャストによるみたいですね。年末年始に来た時、私の友達が女の子(彼女はSNMには詳しくないので。想像するに…アグネスかなぁ?)の公開処刑になったらしいんですが、その時はキス無かったそうです。

私は婦長と一緒に中二階からこのラストシーンを観ました。観終えると私、1階を「爆走」させられましたw。(;^ω^)

婦長、大笑い。いや。あの。あれだ。アルプスの少女ハイジが尾根を裸足で駆け回るように、明るく笑いながら駆け抜けた……って表現する方が聞き応え良いですかね。もうね。でもね。私もその頃は疲れ果ててたんでねw。おばちゃん、なんだろなーw……って感じでしたw。そしてキス無し。「あぁ。やっぱりキスは無くなっちゃったのかな?」ってこの時は思っていたんですが…が…が!!!!うふふっ。(謎)

なんかね。いや。マルコム全部フォロー出来たし、1:1も受けれたんで、満足すべきなんでしょうけど。

なんだろう。なんかもやもやした観劇でした。多分、マルコムの1:1逃したのが傷になったんだよなw。ま。そんな時もあるよw。

帰り、私にしては珍しく、物販買いました。お土産にしたくてトランプ。

「トランプ頂戴」「?」「え。トランプ。」売店のお兄ちゃんは私が何言ってるか解らないらしい。

いや。実は私、「トランプ」が和製英語だっての知らなかったんですよ。(;^ω^)そういや、「誰が王様になるのかなゲーム」も英語では「Caed Play」って呼ばれてましたね。「え?あ。そか。和製英語か!英語じゃなんて言うの?」「Cardだよ!日本語だとなんて言うの?」「トランプ。ほら。大統領、トランプって言うじゃん?あれだよ。」「いやいやいや。俺、トランプ嫌いだから」あぁ。エンタメ関係者、トランプ嫌いですよねw。CGの友達もみんな嫌ってますw。「何回目?」「一杯w。実は明日が最後の観劇なんだー。」「あらら…じゃ、明日は楽しめるといいね。」「うん。(^ω^)」……みたいな会話が売店のお兄ちゃんとありましたw。

​そしてこの会話は明日へと続くのです。


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